母の手作りクリームシチュー

  12, 2018 10:14
こんにちは。
大阪は雨続きです。
先日の台風21号の停電からおよそ1週間。
自宅に戻って、慌ただしく仕事と家事に追われる毎日が再開しました。


避難先での母の作ってくれた食事のことを、書き残しておきます。
いつも近所でわたしたちの生活を見守ってくれている母、本当に心強い存在です。
両親ともに、最近忙しかった仕事からリタイアして余生を満喫しています。

わたしも母に甘えてばかりもいられない年齢に差し掛かり、
素直に甘えていいやら、ちょっと申し訳ないやら、甘酸っぱい心境です。
が、さすがに災害時には全力で母の胸に飛び込むことにしました

停電で祖母の空き家に避難した日記はこちら


祖母が住んでいた空き家から仕事・学校に通っていた、わたちたち一家。
この空き家は実家の父・母が祖母のために購入したもので、母が管理しています。

母も停電で困っている娘一家のために一生懸命気を使ってくれました。
洗濯物を家に持って帰ってくれたり、子どもたちにアイスを差し入れをしてくれたり。


停電も2日目となり、市の公式ホームページを見る限り、未だ復旧の目処が立っていない模様。
わたしたちは暗黒の自宅からまな板と包丁、鍋とフライパンを持って来て、
祖母宅で本格的に暮らし始めようとしていました。
しかし、停電がいつ終わるかわからず、むやみに冷蔵庫の中身を増やすと後で困るし
結果、スーパーのお惣菜やコンビニの軽食で過ごしていました。


夕方に母から「クリームシチューを作ったので、おいでよ」との電話が。

「10人前作ったから、いっぱい食べて」とのことです。

仕事の付き合いで主人はこの夜、不在。伝えていなくて、ごめんなさい!
反抗期の娘はちょっとしたことで拗ねて寝てしまい、来ませんでした...
結果、息子とわたしで、食べられるところまで食べて、後は鍋に入れて持って帰ることに。


結婚して10数年、わたしの中では「実家でご飯を食べること」すら「外食」となっています。
いっぱいご飯を食べて大きく育ててもらったはずの実家が、いつの間にか苦手になりました...
やはり、この病はホームグラウンド(今は自宅)以外の食事に不安を覚えているようです。

ちょっとドキドキしながらシチューを口に運びましたが、発作は顔を出しませんでした。
やはり、既に緊急事態のスイッチがONの状態で、不安発作はONにはならないのかも。
脳内で色々な伝達物質が目まぐるしく飛び交っていたに違いありません。


とても優しい、直球味のクリームシチュー。
コンビニのご飯と、全然違う、この有り難さ。
コンビニのドリアやパスタなどは1度目はすごく美味しく感じるのですが、
美味しかったからもう一度買うと、その次からはもう何故か全く食べたくない。
これは何故でしょうか....味付けが濃いからか...

「お姉ちゃん作りたてを食べずにバカだね」
「お姉ちゃんとすぐに喧嘩になるし、静かでいいわ
息子と母と、平和にシチューをいただきました。
娘と孫が苦手な鶏肉の皮はキレイに全部取り除いてありました。
な、なんと優しい

娘も主人も、翌朝の食事にスープ代わりにシチューを食べることに。
「翌日の方が味が馴染んで美味しい」と、娘は減らず口を言ってました

そして、停電明け祖母宅を出る時には、母と掃除機の奪い合いに
「いいって、わたしがやるって!」「いいえ、母に任せていいのよ!」
本当に、母にはいつまでも元気でいて欲しいものです。


最後に、未だ停電が続いている地域、北海道、水害のあった地域の皆様、
早く日常に戻れますよう、お祈りしております。



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